パタヤ夜遊びXYZ

パタヤで実際にあった怖い話 3

   

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パタヤで実際にあった怖い話 2 の続きです。

 

カズマサは部屋でビールを飲んだり
昼寝したりしながらメイちゃんからの連絡を待っていた。

時間が22時になる頃
コウヘイからラインで「熱が出て寝込んでいる」とメッセージが入り
「大丈夫か?薬買って来てやろうか?」と返信するが
「もう薬飲んだっす!持って来てたんで!それにお気にさんとの大切な時間を邪魔できないっす!」との事。
「それがメイちゃん連絡つかないんだ…」とメッセージを送ろうとしたが
「え?どうしたんっすか?」と話が発展して
寝るのを邪魔するのは可哀想だなと思い
何も送信しなかった。

翌朝、カズマサは部屋の電器もテレビもつけたままの状態の部屋で目が覚めた。
メイちゃんからの連絡を待っている間にベッドで寝てしまったようだ。
「体調マシになったか?」とコウヘイにラインでメッセージを送信するが返事がないので
まだ寝ているんだろうと思い、一人で朝食を取りに出かけた。

今夜がパタヤ最終夜。
明日の朝には空港に向かって帰国しなければいけない。
朝食を取りながらカズマサは今夜の予定について考えていた。
メイちゃんからの連絡を待つか、コウヘイと一緒に飲み歩くか…

そんな事を考えながら通りを眺めていると
ラインの着信音が鳴り響いた。
メイちゃんか?そう思ってスマホを見てみるとコウヘイからだった。
「おはようござます。少しマシにはなりましたが、体調はスゲぇ悪いっす(汗)」との事。

今夜が最終夜とは言え、無理に飲みに連れ出すことは出来ない。
帰国後は翌日から激務が待っているのだ。

「今夜どうする?飲みに出られそうか?」と問うと
「いやぁ無理っぽいっすね。心配掛けてスミマセン。
僕のことは気にせず、お気にさんと楽しんでください。」と答えが返って来た。

メイちゃんと連絡が取れていない事をコウヘイに伝えるタイミングを見失ったカズマサ。
MP嬢にすっぽかされた事を部下に知られたくないという妙なプライドも手伝って
この時もコウヘイに真相を話せずに居た。

この日も夜になってもメイちゃんから連絡が来る事はなかった。
カズマサは一人でwsに出向き
GoGoバーを数件ハシゴしてホテルに帰って
翌日の朝の帰国の準備をしていた。

そこにコウヘイからメッセージが届く。
「明日は何時にホテル出発っすか?」
「6時にタクシーを予約してあるから、少し前にロビーに降りて来いよ。
それより体調はどうだ?」
「何とか熱は下がったっす!」
「そっか。じゃぁ明日ロビーでな。」
「了解っす!」

翌朝、ロビーで待ち合わせた二人は
どちらも寝坊することなく
時間通りに迎えに来たタクシーに乗ってパタヤを後にした。

「いやぁ、参ったっす!きっとパタヤの刺激が強すぎて熱が出ちゃったんすよ!」
「そうかもな!ははは。また来たいか?」
「そうっすね!絶対にまた来たいです!」
「気に入ってもらえて良かったよ」
「こんな面白いこと教えてくれてありがとうございました!」
「また来れるように、明日からの仕事がんばろうな!」
「はいっっ!」

そんな話をしていると二人を乗せたタクシーは空港に到着。
定刻通りの飛行機に乗って日本へと戻り
また激務と向き合う日常生活が始まった。

帰国してから1ヶ月
まだメイちゃんからの連絡はない。
週1ぐらいの間隔でおはようの挨拶や何気ないスタンプを送信するが既読にもならないでいた。
また、コウヘイが人事異動で隣の県の営業所に異動となり
二人が職場で顔を合わせることはなくなった。

「次は何月頃に行くっすか?」
「しばらく忙しそうだからなぁ、半年後とかになるかもな」
「マジっすか!耐えれないっす!(笑)」など
数週間に1度程度、ラインでタイの話をしていたが
徐々に疎遠になり、コウヘイの異動から3ヶ月も経つころには連絡は途絶えていた。

それから半年ほどが過ぎた頃
カズマサは訪タイする為の休暇を調整していた。
コウヘイにもラインで声を掛けたが既読にならない。
実はコウヘイは数ヶ月前に会社をクビになったという噂がカズマサの耳に届いていた。

最近どう?みたいなご機嫌うかがい的な意味も込めてラインしたのだが
既読にならなかった。
「クビになった会社の上司とタイに行っても楽しくないよな」
そう自分で納得して、コウヘイへの連絡はそれ以上しなかった。

カズマサは一人でタイの地を踏んだ。
ホテルにチェックインして夕方までのんびり過ごす。
頃合を見て脚を運んだのはハニー2だった。
もとから期待は薄かったが、そこにメイちゃんの姿はない。

カズマサは
以前、待機中にメイちゃんと仲良く話していた嬢を見つけて指名した。
部屋に入るなり、指名した嬢に
「メイちゃん知らない?仲良かったよね?」と聞いてみた
すると、驚きの事実が明らかになった。

「メイは仕事を辞めた。
でもたまに連絡が来るし、ご飯も食べに行ったりするよ。
今は日本人と一緒に住んでるんだって。
カズに会うって言ってた前日にその日本人が来てメイを指名したの。
それで次の日から2日間、一緒に過ごす約束をした。
カズとの約束があったけど、くれるチップの額が2倍だったから
その人と過ごす事に決めたって言ってた。
それからしばらくしてメイは店を辞めた。
毎月その日本人が仕送りしてくれるからって。
彼に仕事を辞めるように言われたんだって。
でも、彼は会社のお金を盗んでメイに送金してたみたいで
それが会社にバレてクビになった。
メイは今フリーランスで仕事してて、その日本人を養ってるみたい。
将来は莫大なお金が手に入るから、それまで俺を助けてくれって言ってるらしいんだけど
私は怪しいと思うなぁ。
メイは完全に信じきっちゃってるけどね。
コウヘイは私を裏切らないって、いつも言ってる。」

カズマサは混乱した。
そして、メイちゃんが今一緒に生活している日本人の名前を再度聞きなおした。
「その日本人の名前って何って言ったっけ?」
「コウヘイだよ。もう40過ぎてるけど、最初に見たときは27歳ぐらいに見えた。
お洒落だったし清潔感あったけど、最近はヨレヨレの服を着て昼間からフラフラ歩いてるよ。」

あまりにも衝撃的過ぎる事実を聞いてしまったカズマサは
その後の数日間、GoGoバーに脚を運んでもバービアに腰を落ち着けても
心ここにあらず。
ボーっと遠くを見ているような状態が続いていた。

いつものように楽しむ事が出来なかったタイ在も終わり
ホテルから空港に向かうタクシーで
カズマサは外の景色を見ていた。

車はセンターロードからスクンビット通りを目指して走っていた。
窓の外を眺めるカズマサの目に
よれよれのTシャツに短パン姿の見覚えある日本人と
派手な化粧をしたケバいタイ人女性が食堂で食事しているのが見えた。
タイ人女性の方には見覚えはないように思えたが
その日本人男性のお皿に料理を取り分ける優しい目は
カズマサが一度恋をした女性の瞳と全く同じ温もりを持っていた。

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